今日は張り切って、夫が「ピンクとグレー」を予約してくれていたので颯爽とピンクとグレーを着て映画館へ乗り込んできました笑。
全然ピンクとグレーを着ている人はいなくてびっくりしました。笑←当然
ちなみに示しを合わせたように二人ともピングレを着ていて、危うく林家ペーパー子になるとこだったわ!
無事私がピングレを勝ち取りました。
ネタバレありますので、この先はご自身の判断で読み進めて頂けると幸いです。
はりきって、ピンクとグレーきてピングレ見に来たけど、誰もピングレ着てなかった。笑
たのしみ。ドキドキ。 pic.twitter.com/EWtUUjDEGm
— かいほりさ (@lisakaiho) 2016, 1月 10
小説を読んでいなかったので、はじめはサスペンス?と思うような展開を想像していたのですが、まさに青春群像劇。
というのも、私自身も中高時代は渋谷で毎日のように遊んでいて*1、出てくる場所が青春真っ只中のロケ地満載だったから。
そして、あのりばちゃんが大人になったビルも、ずっとこのビルなんだろうと思っていたビルだったりして*2、そして今の夫が付き合ってた時に独身最後にモテ部屋爆 に住みたいと思って住んでいたの家の近くの場所でごっちとりばちゃんがライターを交換したかと思うと、なんだかあの青春をちょっとだけ思い出されるそんな映画でした。
屈折したというか嫉妬とかギラギラとした向上心とか、だれかに猛烈むかついたり、でもそれは自分の実力の無いせいだっていうことはわかっていてそれでもそれを自分の原因と認められず、相手にぶつかってしまう、そんな若いキモチを忘れてしまっていて懐かしくもあり、センチメンタルな気持ちになってしまう部分もあり、そして芸能界はそういう感情がうごめいている場所なんだなと感じました。
芸能界なんて、夢を追う場所だもの。圧倒的に夢と現実の差は大きいだろうから余計感じるんだろうな。
原作は40%程度とシゲちゃんも言っていたし、いろんな方の感想を拝読していても、原作の結末や展開は違うようなので、原作を明日買いに行こうと思ました。
青春を遥か昔に感じましたが、でも若者がもがく姿ってほろ苦くて全力でぶつかって、そしていろんな剥き出しの感情を経て、大人になってそしてまた一歩成長していくんだなとそんな事を感じさせる映画でした。
親友に嫉妬すること誰でもあっただろうし、そんな親友と比べて自分はなんて惨めなんだ、、と思ったり羨ましく思ったりする事、多かれ少なかれ誰にでもあって、感情がぐるぐるする日々を過ごしながらも笑える日は迎えられるようになるんだろうなと。
誰だってもし、自分がこの人の人生を歩んだらどうなるだろうとか考えたことはあるだろうし、もしかしたら自分だってあの時こんな行動してたらチャンスがあったかもしれないとか。
サラリーマンで働いているとそんな気持ちまずならないのですが笑、芸能界のように言葉は悪いかもしれませんが、落差が激しく運も実力のうちで、運が無いとなかなか日の目を見ない世界だからこそ、感情の落差が激しくて、そんな感情に自分が振り回され過ぎてしまうのかなと思います。
綺麗すぎず、悲しすぎずの塩梅が本当に行貞監督作品なのかなと、感じました。
そして、色彩感覚。
特に62分後の世界が変わる瞬間からも、色褪せるわけでは無く、グレーな世界の描き方というのも印象的でした。
そして、カメオ出演のシゲアキさん超イケメンでした。笑
こんなエキストラいません!!断言
ちなみに夫はラケルさんと友達なので、それも一人で興奮していましたとさ。
感想なんて送ろうかなとかずっとふわふわしてて楽しそうでした笑。
夫は、邦画はほぼ見ないのですが、原作が「加藤シゲアキ」だってことと、友達がでてるということで観たかったようです。
しかし、こんな邦画って面白いと思わなかった。シゲちゃんはオチをちゃんと作るタイプで、そのオチがあるから面白かった。
綺麗事だけではない毎日が描かれていて、そういう誰にでもあるもがく痛い若者をきちんと映しているのがこの映画の面白いところで、邦画ってこんな面白いならこれから見ようかなって申しておりました。
すごく満足のいく映画で、そのあといったご飯やさんは彼の友達がいるお店だったんですが、その方に彼が
「ピングレすっごい面白かった。アイドルが書いて、アイドルが演じてるんだけど全然アイドル映画じゃないから見てほしい。」と熱く語っておりました。
こんなに面白いんだからもっと上映映画館増やしてほしい!
そして、最後にどうでもいい話ですが、予約した映画館は渋谷ではなく新宿でした。
チャンチャン。
楽しいエンターテイメントをありがとうございます。
このあともう一度あのMyojoの一万字インタビュー読もうかな。