昨日、いやもう一昨日の土曜日物凄く軽い気持ちで大塚のおにぎり屋さんの名店ぼんごへ行ってきました。
あまりに軽い気持ちで行ってしまった中、ものすごい奮闘記になってしまったのでせっかくだからブログにしようと思う。
r.gnavi.co.jpおにぎりぼんご
03-3910-5617
東京都豊島区北大塚2-27-5 1F
元々17時半に大塚駅で友人と待ち合わせをしていこうという話になっていた。
私はこのお店の人気具合を把握しておらず軽い気持ちで行くことを決めた。
前の予定が早めに終わったので16時過ぎに大塚駅に着いた。
せっかくだからおしゃれカフェでも探してみようと思ったらすぐ近くにW COFFEEを見つけたので入ってみた。
朝からおにぎりに備えていたため、何も食べてなかったのですがあまりにお腹が空いて1個ワッフルとあとはカフェラテを頼んだ。
席に着いた途端、友人から
「お腹が痛くて今日いけない。。!」との連絡が。前日かなり飲んだと連絡が来てたので飲み過ぎたのかな。
でもここまできた気持ちもあり、1人でぼんごへ並んでみようと決意し、ワッフルを食しホットのカフェラテを一気飲みし、意気揚々と向かったのであった。後にこのカフェが功を奏すこととなる。
16:36頃着いたら、ぼんごの角を曲がった坂の上のところらへんが最後尾であった。
私からの景色はこんな感じだった。
小雨が降っていたが、ホットのカフェラテを一気飲みしたあとだったのでぽかぽかしていた。
友人とLINEしたりゲームしながら待っていた。
この時点では私は1時間くらいで入れると思っていた。
前日この孤独のグルメを観ていた私はおにぎりテンションマックスであった。
ただ目の前の都電荒川線が通るたびに風が吹き抜けていく。
向かいにあるたこ焼き屋さんが美味しそうで堪らない。
1.5時間経ったくらいでやっと7mくらい進んだ。
そしてこの辺り。
あの並んだ時からの意気揚々感は完全に消え去り寒さとの闘いになってきた。
この時点で7℃。
そりゃ寒いはずである。しかも色気だしてニットの中にヒートテック仕込むの忘れたものだから手首から風が吹き込みとにかく冷える。
ゲームどころではなくなっていた。
この時点で後ろの方が脱落した。
脱落する気持ちはわかる。他の方は皆大体2人組で並んでいたが、彼と私はソロだったからだ。
後ろの2人組が「こんなに並ぶの1人じゃむりだよねぇ」というコメントが沁みまくる。
とても辛いけれどここまで耐えた私はやり抜くべきなのではないかという謎の使命感がでてくる。
やっとお店前の側に並んだ時既に2時間が過ぎていた。
後ろの2人組曰くお茶がいただけるらしい。
私は軽い気持ちで来てしまったために飲み物も食べ物も何も持っていなかったので、そのお茶を光に生きていた。
そして1杯のお茶が配られた。
砂漠のオアシスかぼんごのお茶かくらい愛おしく命のお茶であった。
とにかく悴んだ手を温めるがあまりに冷たくてじんじんする。
少しずつ大事に飲む。しかしながらそのお茶も10分ほどで飲み干してしまった。
後ろ髪引かれながらお盆に戻す私。
少し手が温まったのでゲームを再開するも30分ほどでまた手が悴んでくる。
この時点で前に何組いるかとか1組何分くらいで入れるかとかを計り始める。
どうやら1組平均15分ほどかかることがわかった。とすると私はあと1時間かかる計算だった。でもここまで2.5時間並んだ私は脱落するわけにはいかなかった。
ここで2杯目のお茶が配られた。
寒すぎて手を温めるが喉も乾いていたのか一気飲みしてしまった。
そこから計算通りお店に入れた時は3.5時間が経過していた20時すぎであった。
入れた時は感動なのか寒さなのかで震え涙目になりながらも、「筋子と鮭を一緒に(トッピングっていうのも寒さで脳が固まっていて言葉が出てこなかった)あとしらすと生たらこ、なめこ、(お新香の)ミックスでお願いします!」と勢いよく注文をした。
以前、武蔵小山かどこかのおにぎり屋さんに入った時に味がクリーミーなおにぎりはたくさん食べられないという反省が活かせたのは割と賢かった。
そしてここまで3.5時間我慢したトイレに入った。鏡を見るとメイクは禿げまくり、髪の毛は雨でぼさぼさ、寒さで唇は真っ白な幽霊みたいな私がいてとても怖かった。
人は飢えと寒さでこんなにもなるんだと思った。
なめこのお味噌汁が出てきた時もまだ手が震えて、うまくお椀をつかめない程であった。
この温かい飲み物をを後生大事にしようとなぜか思った。おかわり自由なのに!
多分その時は命がけのおにぎり奮闘を駆け抜けた私が頭がおかしくなっていたのだと思う。
沢庵の大きさに驚いた。
そして私のおにぎりが登場した。
美しい、美しすぎる!
私の中の五郎さんが叫んでいる。あの孤独のグルメの疾走感のある挿入歌が私の中で駆け抜けていくようだった。
ウッ泣けてくる。
おにぎりにたどり着いた。。!
しらす、生たらこ、筋子と鮭の順でいただいた。とにかく無我夢中で食べ抜いた。
塩味も温かさも全ての細胞に染み渡っていく感覚なのか、とにかくお腹が空いて寒くて震えていた私は食べて食べて食べまくった。
美味しかった。。!
最高に美味しかった!!
おにぎりは大きくて、具が全面に入っていて柔らかくてふかふかしていて海苔がいい香りで、とにかく美味しかった。
最後の方は残すまじと詰め込んで、お店を出たのが20:42ごろだった。
私のおにぎりとの闘いが幕を閉じた。
おうちに着いてすぐお風呂に入ってあったまってベッドに入った時点で物凄く疲れていることに気づいた。
あの頃は、寒さでそれどころではなかったけれど流石に3.5時間並んだ足の浮腫みでぱんぱんであった。
何も知らずに軽い気持ちで並んだので並びきれたけれど、あの耐久レースを知ってしまった今の私は次はもう少し気温が高い日で雨が降っていなくて誰かと交代できたりおしゃべりしながら待とうと考えている。
あとおにぎりを最高の状態でと思わず飲み物やお菓子を用意する。
あと筋子はしょっぱいので単品で行こうと思う。
小さなお子様がいる方は、予約をしてテイクアウトをお勧めします。
でも18日20時ごろの時点で22日まで予約満枠だったので予定があるならお早めに。
最後にこれを食べておいて良かったワッフルとカフェラテに感謝をして締めようと思います。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
物凄く残念ながらワッフルとカフェラテはぼけている笑!